勉強を始めようと思ったときになすおくんのような悩みを持つと思います。ただやみくもに勉強を始めるのは得策ではありません。
メジャーで活躍するダルビッシュ投手はこう言っています。
練習は嘘をつかないって言葉があるけど、頭を使って練習しないと普通に嘘つくよ。
まずは勉強法を学びましょう。
まずは効率的な勉強法を学ぼう
中小企業診断士試験に挑戦することを決めたあなたが最初にすべきことは、効率的な勉強法を学ぶことですことです。
中小企業診断士試験の1次試験は「広く浅い知識」を問うのが特徴です。
そのため、大量の知識を「覚える」必要があります。
「覚える」勉強に関しては、効率的な勉強法が確立されています。この勉強法を押さえていないと、短期合格が遠ざかります。
効率的な勉強法とは、ズバリ「アクティブラーニング」です。
アクティブラーニングとは
アクティブラーニングとは、「頭を使って能動的に勉強すること」です。
いやいや、実はそうでもないんです。
学生時代こんな勉強をしていませんでしたか?
- 教科書にアンダーラインを引いたけど、2度と見返さなかった
- 試験前に徹夜して勉強したけど、1週間後には忘れてしまっていた
こういった勉強法は、頭を使ってない受動的な勉強法の典型なんです。
こうした勉強法と対極にあるのが、アクティブラーニングです。
このアクティブラーニングのメソッドを独学者向けに分かりやすく解説した本が、メンタリストDaiGoさんが書いた「超効率勉強法」です。
この本では、アクティブラーニングの具体的な手法として、「思い出すこと(想起)」と「自分の言葉で置き換えること(再言語化)」が紹介されています。
暗記をする上で特に重要なのは「思い出すこと(想起)」です。
アクティブラーニングの具体的テクニック
この本では、「思い出すこと(想起)」のテクニックとして「クイズ化」「分散学習」「チャンク化」の3つを紹介しています。
クイズ化
クイズ化とは、「意識して思い出す作業を勉強に盛り込む」テクニックです。
例えば、教科書を読むときも、ただ読むのではなく、ある程度読んだら手を止めて「今何が書いてあったかな?」と自分にクイズを出すのです。
単語カードや問題集をやることもクイズ化になります。
要するに、「インプットだけの勉強をするな」と言うことです。
30分かけて新しい分野の教科書を読むのであれば、それに関連する問題を最後に解いてみたり、自分にクイズを出したりして「思い出すこと」をする方が記憶に残るのです。
分散学習
分散学習とは、「忘れかけた時に復習する」テクニックです。
ピョートル・ウォズニアックの研究によると、記憶するのに最も効果的な復習のタイミングは、以下のとおりとなっており、徐々に復習する期間を伸ばしていくほうが記憶に残りやすいということがわかっています。
1回目の復習 | 1日後 |
2回目の復習 | 7日後 |
3回目の復習 | 16日後 |
4回目の復習 | 35日後 |
忘れないうちに復習をするのではなく、勉強してから1日、1週間後、半月後といったように、忘れかけた時に思い出すのが1番記憶に残るのです。
私もウォズニアックの間隔で復習をしようとしましたが、新しい知識を勉強しながら、この間隔で復習するのはなかなかハードで断念しました。
ポイントは、「忘れかけた時に復習する」ということですので、自分なりの間隔で復習すればいいと思います。
チャンク化
チャンク化とは、「バラバラな情報を意味のあるかたまり(チャンク)にして整理する」テクニックです。
例えば、電話番号も「09099999999」よりも「090−9999−9999」の方が覚えやすいと思います。
これがチャンク化です。
チャンク化を勉強に活かす最もいい方法は、マインドマップを利用することです。
マインドマップは以下の画像のようなものです。
マインドマップを作ってバラバラな情報を意味のあるかたまりに整理し、復習の際に眺めるだけでも記憶に定着しやすくなります。
まとめ
今回の記事のまとめです。
- 中小企業診断士試験の第一歩は効率的な勉強法=アクティブラーニングを学ぶこと
- アクティブラーニングの柱は「思い出すこと(想起)」「自分の言葉で置き換えること(再言語化)」
- 「想起」の具体的なテクニックは「クイズ化」「分散学習」「チャンク化」
メンタリストDaiGoさんの本にはここで紹介した以外にも様々な学習テクニックが紹介されていますので、是非勉強の前に読むのをオススメします。
以上、中小企業診断士試験の勉強法についての解説でした。