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【Netflix感想】「ファウンダー ハンバーガー帝国の秘密」執念が成功を引き寄せる

今回は、Netflixで配信されている映画「ファウンダー ハンバーガー帝国の秘密」を紹介します。

配信年2016年
再生時間115分
監督ジョン・リー・ハンコック
出演ローラ・ダーン、B・J・ノヴァク、パトリック・ウィルソン

この映画は、世界的なハンバーガーチェーンのマクドナルドの「創業者」レイ・クロックの半生を描いた映画です。

この映画から分かることは、成功するためには「執念」が必要だということです。

あらすじ

レイ・クロックは52歳まで、ミルクシェイクマシンのセールスマンをしていました。ある日、カリフォルニアのハンバーガー店からマシン8台の注文が入ります。

レイがハンバーガー店に注文を確認しに行くと、スタッフたちが無駄のない効率的なシステムによりハンバーガーを生産しており、注文した直後に商品が提供され、そのスピードにレイは感動してしまいます。

この超効率的なセルフ式のハンバーガー店を作ったのがマクドナルド兄弟でした。

レイは、マクドナルド兄弟を説得し、共同でチェーン展開を進める契約を結び、ここからレイの快進撃が始まります。

しかし、急速な多店舗展開に慎重なマクドナルド兄弟と超積極派のレイとの間には、争いが絶えませんでした。最終的にレイは、マクドナルド兄弟との契約を反故にし、マクドナルド兄弟と袂を分かつことになります。

レイは、マクドナルド兄弟から商権を購入し、チェーン展開を加速させ、マクドナルドを売上7億ドルもの巨大チェーン店に成長させます。

感想

52歳までただのセールスマンだった男が、マクドナルドというハンバーガー店と出会って運よく成功した、人生一発逆転のストーリーにも思えますが、全然違います。レイは普通の人とは違う資質を持った人間なのです。

だいたい52歳ぐらいになったら、普通の人は「おれの限界ってこんなもんだよな」という悟りの境地に入っているのが普通です。この年齢になれば、定年後の暮らしを想像し、「自分の年金はいくらもらえるかなー」なんて考える人が大半でしょう。

しかし、レイは違いました。成功への「執念」が尋常じゃないのです。

レイは、ミルクシェイクマシンの販売会社を経営し、すでにそこそこ成功しているにも関わらず、まだまだ野心が燃えたぎっているのです。

マクドナルドのチェーン展開を始めてからは、昼夜を問わず働き続けます。そして、奥さんはほったらかしにして、最終的には離婚してしまいます。さらに、マクドナルド兄弟は徹底的に踏み台にして、邪魔になったらポイです。やっぱり経営者はどこか狂っていないと務まらないのでしょう。

最後に映画の中にでてきたレイの言葉を紹介します。

世の中に執念に勝るものはない。才能があっても成功できないものがゴロゴロしている。執念と覚悟があれば無敵だ。」